年をとると便が臭くなるのはなぜ?~内臓の劣化と機能の悪化~

体臭を消臭

自分の「便」というのものは、自分の「体臭」と同じく
自分自身では、意外となかなか認識できないものになります。

しかし、いずれにしても自分で認識できるレベルというのは
かなり”進んでしまった”という状況が考えられ、注意すべき段階です。

そもそも「基本的に便はくさいもの」と認識している人は「要注意」であり
以前から臭いことが当たり前となっている場合は、一度真剣に考えてみる必要があります。

健康な人の便というのは「それほど臭くない」ものであり
便が「異常な臭い」を発している場合、内臓・特に「腸」にトラブルを抱えている可能性があります。

というよりも、

「毎日出る」にもかかわらず、「毎回とても臭い」という場合
ほぼ確実に、何らかの不具合・良くないことが体内で起きています。

「いらないもの」を処理する機能の劣化

<飲食>によって、体内に入った食材は
様々な栄養素に「精製」され、体の中で「適材適所」に分配されます。

食べたものが直接、肉や骨に変わるのではなく
一度「分解」されてから変換され、必要な栄養素だけ抜き取られるイメージです。

「便」というものは「小便」にしても「大便」にしても
必要なものだけ吸収された、いわば「残りかす」のようなものですが

この「残りかす」を作ることも、内臓の能力でもあります。

根本には「内蔵機能」の低下がある

若い人、極端な例であれば「幼児」「乳児」の便がそれほど「臭わない」理由としては
内臓が元気であり、「代謝機能」が活発であることが言えます。

飲食の後に、

  1. スグに消化・分解し
  2. 必要なもの・そうでないものを分け
  3. いらないものは、スグに排出する

という過程が、非常にスムーズであることが挙げられます。

しかしおじさん・おばさんの場合は、内臓機能が低下していることや
高血糖・糖尿病といった、何らかの疾患の影響で「酵素」の分泌に不具合が出ていることによって

  • そもそもの分解がうまく出来ない
  • 分解した後の処理がうまく出来ない
  • 排出がうまく出来ない

ということによって「不完全」な便が必要もないにも関わらず、留まってしまうリスクが高まります。

また、「便がうまく作れない」ということから
「酵素」や「胆汁」の生成に不具合が出ている可能性が考えられ
腎臓機能や、肝臓機能の障害を疑うことにもつながります。

便の状態から、内臓の健康状態を考えることもできるのです。

溜まっている時間が長いほどに臭くなる

基本的なことであり、常識的なことですが・・・
<溜めておく>ことで、便の臭いは増すことになります。

小便にしても、大便にしても”作られたばかり”の状態で
「膀胱」や「腸」に<チャージ>されたばかりのころは、それほど臭いを持っているわけではありません。

特に「大便」に関しては、腸内で「醗酵」や「腐敗」が更に進み
「酸性腐敗便」と呼ばれるような状態になってしまうことで、より臭いを増していくことになります。

そしてこの「便の状態の悪化」には、「腸内環境」が非常に大きく関わっています。

とにもかくにも<快便>の習慣を

便の臭いの改善のためには、内蔵機能の向上も必要ですが
まずは”スムーズに出す”習慣を付けることが不可欠です。

腸の健康状態は、他の内臓の状態や

  • 免疫
  • ホルモン分泌

様々な体の機能に影響を与えます。

まずは腸の状態を正常かすることが、他の内蔵・代謝機能の正常化にもつながります。

一般的な便秘解消法である、

  • 十分な水分
  • 十分な睡眠
  • 適度な植物繊維
  • 適度な乳酸菌
  • 適度な運動

これらを意識していくことから始めるべきですが
更にもう1つ、<よく噛んで食べる>ということを改めて意識しましょう。

大人になると忘れがちな習慣ですが、健康な食生活の「基礎中の基礎」になります。

そもそも、体内に入った後に消化・分解しやすいよう
また「弱っている内臓でも」処理しやすいように、できるだけ「歯」と「唾液」でサポートするためです。

結局は、

  • 内臓から腸を綺麗にすること
  • 腸から内臓を綺麗にすること

両方のアプローチが必要であり、その結果を便の「臭い」が反映していることになります。

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